タマゲキ番外公演「透明人間」
coming soon!!緊急タマゲキインタビュー!!
番外公演「透明人間」
日時:2011年11月28日(月)、11月30日(水)、12月2日(金)
開演18:30(開場は開演の30分前)
場所:鑓水青年美術館
入場無料
自己紹介をかねて今回の公演の意気込みを教えてください。
坂田:絵画学科日本画専攻2年、タマゲキ代表の坂田です。今回、第二回番外公演「透明人間」を三日間ヤリビで公演させてもらいます。
今までタマゲキの活動として、新歓公演、新人公演、芸祭公演の3本で毎年行っています。今年はそれ以外に有志で番外編公演を行っていて、今回第二回目番外編公演をやらせてもらうことになりました。今までの会場とは趣向をかえてヤリビに目をつけました。
タマゲキは2005年4月からスタートして、今年で6年目に入りますね。タマゲキの大きな特徴として公演ごとに役者と演出家を変えることが挙げられると思いますが、他にどのような特徴がありますか?
坂田:そうですね、脚本がオリジナル作品が多いのも特徴の一つです。美術大学ということあって、舞台美術と衣装に凝ります。部員が仲が良いのも特徴ですね。公演によって異なるのですが、今は週3か2日ぐらいで練習し、本番近くになると毎日練習しています。
単位を落として留年する人はいるんですか?
坂田:ちらほらと。笑
演劇のやりがい面白さを教えてください。
坂田:役者にしろ裏方にしろ。全て何か表現することにつながっています。また、お客さんにみせるので完成度を求められる。演劇は映画と違って本物の人がやるじゃないですか。本物のもつ臨場感はすごいと思う。映画じゃ伝えられないものも演劇なら伝えられる。そういうとこに惹かれます。あと、けっこう今の世間は演劇が盛んじゃないくて、観にいく人がいない。そのことに対する反発っていうのもあります。
演劇や映画は「ハコ」の中で行われていて、観る人数が限られてしまいます、それについてはどうおもいますか?
坂田:今回の芸祭で、ユーストリーム配信をはじめて行いました。DVDの販売も加え、もう一回みて頂けるのはハコからの脱却の一歩になりえると思います。同じ脚本が使われないかぎりその場で終わり、オリジナルなものは公演は、一回限りのもの。そこは絵画の表現と違う所で、演劇は時間芸術だといえます。音楽も似たようなとこがあって、音楽はCDで録音すればまたすぐ聴ける。その音というものに映像という視覚的要素がついたとこは、演劇のメリットでありデメリットだともいえると思います。
演劇の魅力はなんですか?
三上:今回は役者をやっています。役者は一番目立つ部署で、脚光にあび注目してもらえるのが一番面白いとこです。
また、その時その時で色んなものを演じられる。普段だったら何やっているのと思われたり、行きかねると犯罪だと思うようなことも演劇だから許される。そういうものにどんどん挑戦できるっていうのは、演劇の魅力だと思います。
普段の制作と演劇はどのような点でちがいますか?
坂田:僕は日本画をやっているのですが、見せる方向が違う。絵画は残るもの、時間芸術である演劇は残らないもの。構図をきめてエスキースして描いていく孤独な作業の絵画に対して、演劇は集団芸術なんで、一人でも欠けるとダメになってしまう。絵画にはない別の楽しさがあると思います。
普段の制作が演劇に反映されたり、また逆に演劇でやっていうことが制作に反映されるなどの連関はありますか?
坂田:演劇をすることによって、物の考え方は変わりました。そのことが制作に反映されていると思います。その逆は僕の場合ないかな。
三上:僕は彫刻を専攻していますが、彫刻には空間や時間、その時その場でなければならないっていうのは明確になければならないので、演劇と相互で似通ったところがある。その場所で何ができるのか何があるのか。その意味がなんなのか。同じみせるものとして共通してるんじゃないかなぁと思います。
例えば置いただけでも空間ができてしまう彫刻と同じように、演劇でも役者がただ立っているだけで、台詞がなくて背中を向いているだけでも意味合いって生まれるもの。一つ一つの意味を考えるっていう点は深く共通していいると思います。
最後に一言どうぞ!
坂田:演劇は西洋美術の考え方でいうと演劇は高等美術にあたります。正直、すごいことやっているんだぜと思います。
ヤリビ、そんなに人、入りませんが、ぜひ来てください!!
三上:演劇から得られるものって美術はすごい多いとおもう。だからこそ、どんなものでもみてほしい!
多摩美演劇部